前回は、ユーザーの目的と配信する情報がマッチするワードを含ませることが大切だとお話しました。
では、どのようなワードがよいのか、どのようにワードを選べばよいのか。
今回は、実際のワードを選ぶ際のヒントをご紹介していきます。
1.お客様(ペルソナ)になりきって、自分で検索してみる
まずは実際に自分が検索するユーザーの気持ちになりきって、できるだけ客観的に、どんなワードで検索するか行ってみることです。
コンテンツを作る際やセールスライティングの際も、お客様になったつもりで考えることは多々ありますので、常にこのような癖を付けておくことをお勧めします。
#ターゲットを絞るほうが響く。メッセージは「あなただけ」のために(ペルソナを作る)
2.周りに聞いてみる
自分でユーザーやお客様になりきる以外に、手っ取り早いリサーチ方法として、周りの家族、友人、知人、同僚などに聞いてみるというのも有効な手段です。
より客観的な感覚、意図、意味などを知ることができ、ワードの幅も広がります。
3.お客様に聞いてみる
お客様とお会いする機会のあるビジネスを行っているようなら、直接お客様に聞いてみるという手もあります。実際に使う人や探す人の本当の意図や目的、求めているもの、ワードと気持ちの関連性などが、さらに理解できるようになります。
4.デバイスによる違いと利用シーンを理解する
デスクトップ、ノートパソコン、スマフォ(大きさの違いも含め)、タブレット、ゲーム機など、さまざまなデバイスの登場により、使われる場所や検索する状況、どんな情報がほしいかなどの利用シーンが異なってくるケースもあります。
今現在では、大きくPCとスマフォという区切りでもいいと思いますが、デバイスと利用シーンなども想定しながら、ワードを考えてみましょう。
また、デバイスにより、キーボードやタップでのキー入力、Siriに代表されるような音声認識といったように、検索手法も異なり、それにより、検索されるワードも変わる可能性もあります。
Google CEO Sundar Pichai氏によると、アメリカではモバイル検索の20%ほどがボイスサーチで検索しているとのことです(Google I/O 2016 keynoteより)
日本ではまだまだかもしれませんが、今後はこのあたりも、理想のお客様や実際のユーザーを見据え、アクセス解析を見ながら調査してみるといいでしょう。
5.世の中ではどんなワードが検索されているかを調べる
世の中ではどんなワードで検索されているのか、どんなテーマが人気があるのかなどを調べてみるのも大切です。そうすることで、実際の傾向もわかります。
ここでは、キーワードを調べるための便利なツールをご紹介します。ぜひキーワードを考える際に使ってみてください。
検索されているボリュームを調べる
●Googleキーワードプランナー
Googleのアカウントを持っていれば誰でも使うことができ、実際に対象のキーワードがどのくらい検索されているか月平均の回数がわかります。デバイスごと、地域ごとなど、切り替えて見ることができる便利なツールです。

トレンドを調べる
●Googleトレンド
今どのようなものが流行っていて、どのくらい検索の需要があるのかがわかります。

他のユーザーが検索しているキーワードを調べる
●予測キーワード
検索窓のキーワードを入力すると自動的に表示されるのでほとんどの方が知っていると思いますが、今、調べようとしているワードについて、他にどのようなワードで調べられているかが表示されます。
Googleのヘルプによると、ユーザーがこれまでにそのキーワードを検索した頻度など、客観的な要因に基づいて表示されているそうです。

●Searches related
調べたワードにおいて、どのような似たワードで検索されているかが、検索結果の下部に表示されます。 普段検索する際は、あまり気にしていないかもしれませんが、こちらも参考にしてみるといいでしょう。

●goodkeyword(グッドキーワード)
佐藤氏が開発している、関連ワードを調べることができるツールです。Googleなどが提供しているAPIによって表示しているそうです。

実際にGoogleで検索してみる
Googleで検索し、表示された検索結果一覧の上位のページを見て、タイトルや説明(ディスクリプション)、実際のページ内容などを調べて、研究してみましょう。
コンテンツサービスをチェックする
コンテンツが集まるサービスをチェックして、どのようなコンテンツが人気なのかを調べてみます。
代表的なところでは、「はてなブックマーク」「知恵袋」を参考にしてみるといいでしょう。
●知恵袋
よく読まれている人気のある記事やたくさんの人にシェアされている記事は、多くの人にとって役に立つものです。
ビジネスの多くが、何かの問題や悩みを解決するような商品やサービスを扱ったものです。もしあなたがそのようなビジネスを行っているようなら、参考になるはずです。
人気のある記事を見て、Googleで上位に表示された記事をチェックするのと同様に、タイトル、本文などで使われているワードをはじめ、記事のクオリティなども見てみましょう。
過去の流入を調べてみる
あながたすでにホームページを運営しているようなら、Google Search Consoleの「検索トラフィック-検索アナリティクス」を見てみましょう。あなたのサイトがどんなワードで結果結果に表示され、どのワードで訪問してきてくれたかがわかります(GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleを関連付けすると、アナリティクス側で見ることもできます)。
自分では思っていなかったようなワードで検索してくるケースもあり、何かのヒントになったり、新しい発見があるかもしれません。
2回に渡り、ざっとですが、SEOにおいてのキーワード選びの基本的なお話をしましたが、強豪がひしめくビックな単キーワードで勝負するのは容易ではありません。
したがって、核となるキーワードの周りに、関連性のあるマッチするキーワード(場合によってはセンテンス)を、どれだけ肉付けできるかがポイントになってくるのではないでしょうか。
キーワードを考える際に、少しでも参考になれば幸いです。
ただし、キーワードがすべてではありません。最終的には、内容(クオリティ)が伴わなければ、意味がありませんし、当然ユーザーは離れていきます。
実際、ロングテールや広告(オーガニック検索ではありませんが・・・)などにより、流入はそんなに悪くないけど、コンバージョンがあまり・・・、なんていうお話も少なくありません。
テクニカル的な要素のSEO対策も必要ではありますが、どのようなコンテンツを作るかに気を配ることもSEOの大切な要素のひとつです。
それがコンテンツマーケティングにつながってきます。
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出版業界で企画・編集・ライティングに10年以上、Web業界で個人店舗から海外のグローバル企業まで、さまざまな企業のWebディレクション、制作、運用に10年以上従事(上級解析士の資格も取得)。
YUKIKAZE設立後は、情報コンサルタントとして、ホームページ制作をはじめ、コンテンツを作り活用するための方法やインターネットマーケティングなどを通し、特に小規模会社様のビジネスをどのように形作っていくか(デザインしていくか)などのアドバイスも行っています。




