先日、昔の出版社の知り合いの方とお会いしました。
傍から見ていても、今、出版業界は厳しそうですが、やはりそのようです・・・。
全体的に本の売れ行きは落ち込んでいるようです。
今も昔も数十万部、100万部のベストセラーになるのは簡単ではありませんが、それでも以前は数万部くらいのものでしたら、ちょこちょこと出ていた感じはありました。
生活スタイルの主が紙からデジタルに移行したり、多様化により求められる情報も細分化していったり、そもそも本自体が読まれなくなったりと、要因はさまざまだと思います。
しかし、変化はそれぞれですが、このようなことはどこの業界にもいえることで、実際起こっているのではないでしょうか。当然、私たちのIT業界・Web業界もそうであり、しかも変化のスピードが早く、対応していくのが大変なこともあります。
さて、前置きが長くなりましたが、今の時代、同じようなことだけをずっと行っていくのは厳しく、それでは先細ってしまう可能性があるということです。
新しい取り組みを取り入れる
ホームページを活用したいと思っていらっしゃる方の中には、さまざまな理由により、「今のままでは・・・」という考えをお持ちの方も少なからずいるのではないでしょうか。そんなときには、次のようなことも含めて、少し考えてみるといいのではないでしょうか。
ターゲットに合った価値が与えられているかを見直す
今の時代にあっているのか、今現在のお客様が求めているものが提供できているのか、再度、考えてみるといいでしょう。 多様化とともに、求められるものが細分化していることもあります。お客様にとって価値があるものとは何かを見極めながら、それに対応していく必要があります。
今まではよかったものが、だんだんとお客様の求めているものが変わっていることもあります。場合によっては、演出や親切な対応、意図を汲みとってくれてのサービスや商品のご案内など、お客様が体験すること自体に価値を感じてもらえることもあります。
アンテナを張って、世の中の流れを観察したり、今のお客様のお話をじっくりと聞いてみましょう。
お話を聞く際も、直接的な商品・サービスの話だけではなく、B to Bであれば、相手の方はどんな風に仕事をしているのか、会社自体はどんな雰囲気なのか、B to Cなら、どんな生活をしているのか、どんな趣味・嗜好を持っているのかなど、その背後にあるものが見えてくると、よりヒントとして活用しやすくなるのではないでしょうか。
アプローチするターゲットを明確にする
どのような価値を求めているかは、ターゲットにより異なります。
先の価値を考えた際に、今のターゲットでよいのか、もしかするとターゲット自体が間違っていたり、あなたがビジネスをしているこれまでの市場の求めているものが、変わってきているのかもしれません。
先にも述べましたように、マスに対して展開していくのは、多様化によってより厳しくなってきています。これまでは右向け右だったものが、左、上、下、後ろ、斜めなどさまざまな方向を向く人が増えています。
仮に広いターゲットの商品・サービスを扱っていたとしても、漠然と販売するよりかはターゲットを明確にしてアプローチしたほうが響く(届く、気に留めてもらえる)確立が高くなります。ターゲットが広すぎて誰に対して何を伝えてたいかがわからないと、反対にお客様側も反応しなくなります。
単に「●●がほしい人」ではなく、どんな人で、どんな生活で、どんな背景によってあなたの商品・サービスがほしいかを考えてみるといいでしょう。
先日とあるテレビ番組で、飲食や雑貨などのおしゃれなお店の多い自由が丘が紹介されていました。そこでレポーターが「最近はどこも専門店が多いですね」というようなコメントをさらっといっておりました。
しかしこれは裏を返せば、ターゲットを明確にして商品を特化させ、しっかりとUSPを打ち出している専門店でないと、生き残っていくのが難しいということではないでしょうか。
今は住宅ですら、女性に優しい家などのコンセプトで、ファミリーの中でも財布の紐を握っている&家にいる時間が長い奥様にフォーカスし、興味を持ってもらえるようにしているくらいですから!
価格を考えてみる
あなたの扱っている商品・サービスがほしいと思っているお客様に対して、しっかりとした価値が提供できているのであれば、価格を上げるということも考えられます。
どんなものにでも、いいものを求めているお客様は必ずいます。自分にとって、価格に見合った何かしらの価値を感じてもらえれば、価格だけにとらわれずに、トータル的に見て判断する方も少なくありません。
もちろんそれぞれ予算(出せる費用)はあると思いますが、実際、「価格だけでは判断しておりません」という方もいらっしゃいます。
あなた自身も少し思い当たる節はありませんか。安くても対応が事務的だったり、自分の手間が多くなったり、商品・サービスそのものの質が悪いものより、多少高くても、満足できるもの(時間や労力も含め)のほうがよいと思えるときはありませんか?
価格の見直しは、まずは簡単にできそうなことから考えてみるといいでしょう。
・価値やベネフィットをしっかり伝えて自ら納得してもらえるようにする
・提供する情報を厚く、濃くする
・見せ方(印象)を変える、伝え方を変える(※フレーミング効果)
・対応に一手間加える
・商品、サービスのランクを分ける
特に、小さな規模の会社や、労働集約型での業種では、時間を切り売りするようなものになりますので、価格は非常に大きなポイントになります。
価格を上げることができれば、少ない販売点数で時間も有効に使えるようになり、その分、またクオリティも高めることができるようになります。
※フレーミング効果(Framing Effect)
同じ価値のものや同じ意味のことでも、表現方法によって、認知バイアスにより捉えられ方に影響があることをいいます。
お客様の流れ(別の提案方法)を作る
違う価値の商品・サービスをたくさん作るというのもありますが、小さな会社ではなかなかそういうわけにもいかないこともあります。しかし、ここでいう流れとは、ターゲットをいくつか考え、あなたの商品・サービスに辿り着くルートを作るということです。
SEOでもよくいわれているロングテール(対象となる顧客の総数を増やす/wikipediaより)のようなものだと、私は思っています。
当然、メインのターゲットとなる入り口以外からも入ってこれるように考慮しておくことです。
現実的には難しい?
これまでのお話は、みなさんもよくおわかりのことだと思います。
「まあ、頭ではわかっているのですが、なかなかそう簡単にはねぇ・・・」
「気持ちと現実的な問題によって、なかなかそこにシフトできない」
よくそのようなお話も聞きます。
価値を見直して、手間がかかったらどうするの?
ターゲットを絞って反応下がったらどうするの?
価格上げて買わなくなったらどうするの?
ルート開拓の労力がかかるし費用はどうするの?
というような心配があるのはわかります。
それに、それぞれの要素が関係していることもあるので、どれかをひとつだけを実行しようとしても難しい場合もあります。
「言うは易し行うは難し」です。
まずはやってみるしかない?
正直いろいろな恐怖や不安に支配されることもありますし、楽なことは何ひとつとしてありません。また、面倒くさいので、できれば何もしたくない、変わりたくない、コンフォートゾーンにいたいと思うのが一般的だと思います。
私自身も、まったくそのとおりで、どちらかというとルーティーンな生活を求めてしまうほうです。しかしながら、気持ちとは裏腹に、ジェットコースターのような安定しない人生を送っているような気がします・・・。
もし「何かしないと」と考えているのなら、どこかのタイミングで行動してみてもいいのではないでしょうか。相当なことがない限りは、意外と取り越し苦労のことのほうが多いです。
何もしなければ何も変わりませんので、少し気を楽にして常にテストだと思って行動してみてみてはどうでしょうか。
行動をすることで、いろいろな経験にもなります。行ってきたことにムダなことなどありません。過去の道がなければ今の自分はないはずですから!
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出版業界で企画・編集・ライティングに10年以上、Web業界で個人店舗から海外のグローバル企業まで、さまざまな企業のWebディレクション、制作、運用に10年以上従事(上級解析士の資格も取得)。
YUKIKAZE設立後は、情報コンサルタントとして、ホームページ制作をはじめ、コンテンツを作り活用するための方法やインターネットマーケティングなどを通し、特に小規模会社様のビジネスをどのように形作っていくか(デザインしていくか)などのアドバイスも行っています。



