多くの人に向けたメッセージはピンとこない
ホームページでの集客の際に、ピンポイントにしっかりと相手を絞り込んで、それに当てはまる人に伝えるつもりで情報を発信できていますか?
多くの人に知ってもらいたい、見てもらいと思い、広くいろいろな人をターゲットにしたメッセージ(内容)になっていませんか?
感覚的に、広いターゲットに向けられたほうが、たくさんの人を集められそうな気がしますが、その場合、実は、お客様は自分に向けられたものだと判断できずに、ピンとこないことのほうが多いのです。
#集客のためのホームページ制作&運用でおさえたい3つのポイント
ピンポイントのアプローチで意識させ、刺さりやすくする
「あまりにも的を絞ると、多くの人を取りこぼしてしまうのではないか」そんな怖さがあると思います。よくわかります。私もそう思ってしまうことはあります。
確かに、全体のパイという意味では、的を絞ると当然少なくなりますので、頭ではわかっていても、なかなか実行できないこともあるかもしれません。
ここで少し想像してみてください。
例えば、あなたが自転車の販売をしていたとします。
誰でも販売対象になりますし、当然たくさんの人に売りたいと思います。
そこで「自転車に興味のある人」
と声をかけたとします。
しかし、多くの人は「んっ?自転車?? まあ、便利だし健康にいいみたいだしね」程度の認識でしかないでしょう。
ところが、
「現在30歳くらいのスポーツ部出身の社会人で、バリバリ仕事をしていて忙しく、何もせずにいたら、だんだん体型がまずことになってきたので、週末には何か気持よく手軽にできる運動を探しているキャリアウーマンの方」
といわれたらどうでしょうか。
だいぶピンポイントですが、それに当てはまる人がいれば、「えっ、私?、それ私のこと??」って、自分に対して呼びかけられているのでは、と思いませんか?
(多くの雑音の中で、自分に関連のあるも、興味のあるもなどを聞き取ることができることを、心理学の用語で、カクテルパーティー効果というそうですが、それに近いことなのかもしれませんね。)
確かに、届く相手の数は減りますが(激減?)、ピンポイントになる分、相手が意識しやすくなります。そして、さらにその人に対して何を伝えるか、より具体性が増すので、響きやすくもなるのです。
少しいい換えますと、誰かひとりにでも響けばいいくらいの気持ちで書くということです。そうすると、少し気持ちが楽になりませんか。
対象となる人「ペルソナ」という考え
ホームページで商品・サービスなどをPRしたり、マーケティングを行う際に、ひとりの人に伝えるつもりでメッセージを書くと効果的なのはわかったとしても、そのひとりがどんな人かがわからなければ、当然、その人の向けたメッセージを作成することができません。
そこで、その「対象となる理想の人物像」を明確にします。
それが、マーケティングにおいてよくいわれるペルソナです。
(ゲームやアニメのペルソナではないですよ!)
そして、その人が理想のお客様であるということを、常に意識してみてください。
ペルソナを作ると複数のメリットがある
先にも少し触れていますが、ペルソナを作ることで、いろいろなメリットが出てきます。対象となるペルソナを作りあげて行く前に、少しだけ、再度、そのメリットをご紹介しておきます。
1.対象が明確になると、伝えたいことも明確になる
ボヤッとした広いお客様に向けて伝えようとすると、何を伝えていいかがはっきりしなくなり、あれもこれも、情報過多になってしまう可能性もあります。
相手が絞られると、よりどんな情報がほしいか、何が知りたいか、何を伝えたらよいか、どんな点が気になるのか、などがわかりやすくなるので、コンテンツも作りやすくなります。
企画やモノ作りをしている人、クリエイティブ系の人はわかりやすいかもしれません。何かを作る際に、ターゲットやコンセプトをはっきりさせないと、なかなか前に進めず、「コレッ」といったものを生み出すことができませんよね?
2.伝えたいことが明確になると、それだけ相手に響きやすくなる
伝えたい点が明確になってくると、それについて、ポイントとなる点をより具体的に説明しようとしますよね。その分、「そうそう、そうなんですよね」「自分のことをよくわかってくれているな~」など、共感できる部分が増しやすく、さらに信頼度も上がっていきます。ピンポイントではあるが響きやすく、刺さりやすくなるのです。
3.ターゲットと商品やサービスがマッチしているかの判断材料になる
実際に、今、扱っている商品、サービスと、ターゲットにしたい理想のお客様とは、本当にマッチしているのだろうか。反対にターゲット象となるペルソナに対して、今、扱っている商品、サービスはマッチしているのだろうか。
ペルソナを考えていくうちに、そのような関係性も、より把握できるようになります。
4.販売戦略もさらに明確になってくる
商品やサービスと理想のお客様となるペルソナの関係性が見えてくると、業務全体の話にも広がってきます。
ターゲットとなるお客様は、どのように購入するか、どんなときに購入するのかなど、これまで以上により、ターゲットに合わせたツール、セールス方法などの展開を、戦略的に考えられるようになります。
正しいマーケット、お客様象、メッセージ、メディア、ツール、手法などが確立されていきます。
顧客イメージ像「ペルソナ」を構築するための項目
さて、ではターゲットとなるお客様(メッセージを届けたい人)とは方はどんな人かを作り上げていきましょう。ペルソナを作る際の主な項目をご用意しましたので、参考にしてみてください。
・ステップ1
もしすでにお客様がいる場合は、これまでの顧客データを見返し、その中から一番理想に近い人を選んで、その方をベースにしてみるといいでしょう。。
・ステップ2
下記の項目を見ながら設定を考えてみましょう。小説のキャラクターを、バックグラウンドを含めて構築していくようなイメージです。少しワクワクしませんか?
- 名前
- 地域
- 住宅
- 性別
- 年齢
- 職業(学生/社会人)
・学生の場合:学校、学部、専攻
・社会人の場合:、業種、業態、規模、部署、役職、年収 - 育った環境はどんなで、どんな生活をしていたか
- 現在どんな状況で、どんな生活をしているか
- 趣味
- 行動
- 家族構成
- よく使うデバイス
- 使うメディア、ツール
- 情報収集頻度
- 情報収集場所(家、仕事場、外など)
- 購入の頻度(あなたの扱っている商品に関する範囲のもの)
- 拡散力、影響力
- なんでその情報や商品をほしいと思っているのか
- 現在の課題(あなたの扱っている商品に関する範囲のもの)
- 解決したいこと
- なりたい未来

複数の商品やサービスを展開しているケースでは、ペルソナは、事業全体と商品ごとでは、異なることもあるかもしれません。考えられる範囲でペルソナを作ってみるといいと思います。
また、一回作ったら終わりというものでもありません。
あそらくあなたのビジネスも常に進化していくと思いますので、商品やサービス、そして現在の市場なども常に考慮しながら、時々は見なおしてみるといいでしょう。
You may like it
出版業界で企画・編集・ライティングに10年以上、Web業界で個人店舗から海外のグローバル企業まで、さまざまな企業のWebディレクション、制作、運用に10年以上従事(上級解析士の資格も取得)。
YUKIKAZE設立後は、情報コンサルタントとして、ホームページ制作をはじめ、コンテンツを作り活用するための方法やインターネットマーケティングなどを通し、特に小規模会社様のビジネスをどのように形作っていくか(デザインしていくか)などのアドバイスも行っています。


