ホームページは誰に向けたものか?
ホームページを使ってビジネスを展開しているようなケースでは、ホームページは概ね、集客のため(お客様のため)と思われがちですが、セールスのためだけではありません。 ホームページには、他にも重要な役割があります。
それは、お客様の他、求職者、社内(スタッフなど)に向けた意味があります。細かく分類すればもっとあるかもしれませんが、大きく分けると、この3つに分類できると私は考えています。
その中で、今回は、求人という点についてお話ししたいと思います。
求職者は企業のホームページもチェックしている
求職者の多くは、例え求人サービスなどに登録していて、それらのサービスを使って就職活動をしていたとしても、事前に企業のホームページを確認し、どんな会社なのかを品定めしています。
学生での就職活動のケースになりますが、半数以上が各企業のホームページを情報源に活用しています(「採用ホームページ好感度ランキング」株式会社ディスコ キャリアリサーチ 2014年7月)。
それなりの規模の会社でしたら、綺麗で情報満載なホームページを作成し、かつ採用専用のホームページを作るなどして、人材確保にも力を入れています。しかし、それには時間、労力、費用がかかりますので、すべての会社でそこまでするのは難しいこともあります。
ホームページがショボイと会社への信頼も低くなる
とはいえ、今の時代、会社の規模に関わらずそもそもホームページがないとか、ショボイなどの印象だと、ハロー効果(何かの評価をする際に、別の印象が他の評価に影響を与えてしまう効果)により、会社そのものもダメな印象を与えてしまう可能性も高くなります。
人材不足が叫ばれている昨今、これからはますますマッチした人材の確保が難しくなってきます。実際、会社の目標を達成するのに必要な人材が確保できているかというアンケートでは、日本は36%という低い結果になっています(ヘイズ・ジャパン 雇用の実態に関する調査 2016年2月)。
ホームページの制作を行っていても、いろいろなお客様に「なかなか人材が・・・」といったような、採用に関するお話もよくお聞きします。
もし現在、求人募集をしているがなかなか・・・、といったような場合や、これから求人募集を考えているというような場合は、自社にマッチしたよい人材を確保するためにも、求職者へのアプローチも念頭におきながら、ホームページを少し見なおしたほうがよいかもしれません。
求職者が求めているものは何か?
では、求職者はどのような情報(コンテンツ)を求めている(判断材料としている)のでしょうか。
給与、残業、昇給、キャリアプランなどの就業に直接的に係る条件はもちろんですが、それ以外にも、社風・文化、環境、経営方針、社員紹介などの情報があると嬉しいと答えています(「求職者が求めている”基本情報以外の会社情報”は?」 マンパワーグループ調査 2016年1月)。
その会社の中が「見えるもの」「わかるもの」が知りたい
つまり、どんな会社で、どんな考えで、どんなスタッフの方々がビジネスをしているのかということが、仕事を探す上で、求職者にとっては非常に気になるポイントということになります。
実際にあなたが自分で仕事を探すときのこと考えてみてください。
似たような条件の会社が数社あったとします。
時間、給与、場所、職種などの基本的な条件のみしか掲載していない会社と、ホームページが綺麗で印象がよく、会社の考え(ミッション、ビジョン、取り組み、想い、教育などなど)やそこで働くスタッフの方々の思い(リアルな声)、実際に働く環境(雰囲気)などの情報もしっかりと掲載されている会社とでは、どちらに魅力を感じるでしょうか。
情報がないより、多くの情報があるほうが判断材料になると思いませんか?
発信している情報に共感できる人が集まる
求人についても理想のお客様の集客と同じで、どんな人にきてもらいたいのかを考え、自社のカラーや取り組み、特徴などを発信していくことで、それに共感してくれる求職者が集まりやすくなります(デザイン的なビジュアル要素も含めて)。
#ターゲットを絞るほうが響く。メッセージは「あなただけ」のために(ペルソナを作る)
クライアントさんの中にも、ホームページ(印象や情報)を見てよかったので応募したというようなスタッフもいたというお話や、これまでの自分自身での経験からもそのようなケースは多々ありました。
もちろん、最終的にはホームページだけでは判断材料にはならないかもしれませんが、会社が小規模であれば、求職者に対してホームページが与える心理的なインパクトは大きいはずです。
例え求人サービスを使って人材を募集するにしても、せっかく募集するなら、求職者が求めているものを考慮しながら、自社のホームページも少し考えてみてはいかがでしょうか。
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出版業界で企画・編集・ライティングに10年以上、Web業界で個人店舗から海外のグローバル企業まで、さまざまな企業のWebディレクション、制作、運用に10年以上従事(上級解析士の資格も取得)。
YUKIKAZE設立後は、情報コンサルタントとして、ホームページ制作をはじめ、コンテンツを作り活用するための方法やインターネットマーケティングなどを通し、特に小規模会社様のビジネスをどのように形作っていくか(デザインしていくか)などのアドバイスも行っています。



